感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
wadaya
6
教育の目的、リズム、自由、科学と文学、大学、第7章までは具体的で、途中、モンテッソリにも触れたりと飽きずに読むことができる。しかし、これはホワイトヘッドの講演録なのだが、最後の3章は非常に難解だった。編集に問題があると個人的には思う。せっかくホワイトヘッドの素晴らしさを知ってもらえる噛み砕いた内容なのに残念だ。けれども教育に自由と芸術の重要性を説き、ロマンスという言葉を使った考えは斬新で人生を生き抜くための教育という本質を射抜いている。それには意志の力が大切で、木を使って森を見せる必要があると説いている。2018/06/18
yuzutya
0
今の教育の方法は間違っていると多くの人は言うが、それに変わる教育論を展開している専門家は少ない。なぜ、いけないのか、そしてどういう教育をすべきなのか考えさせてくれる本だった。この著者は数学にも長けていたいた人で後半は頭が痛かったが理論的に展開していて読んでいて苦にならなかったのが幸いか。後世のためにも一読する価値はあるが、多少難解な本だった。2015/03/20
