目次
おいしい
ドングリ
くっつく
海流に乗る
風に乗る
ジャングル
著者等紹介
盛口満[モリグチミツル]
1962年、千葉県生まれ。通称ゲッチョ。千葉大学理学部生物学科卒業後、1985年より埼玉県飯能市にある自由の森学園中学校・高等学校理科教員として生物を担当。2000年、同校を退職し沖縄へ移住。NPO法人珊瑚舎スコーレの講師をへて、現在は沖縄大学学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
25
久々のゲッチョ先生。草木の実がイキイキして楽しそう。実だけこれだけの本を作れるのはさすがです。のっけから、ドングリの数を数えている(2498×4個)。ジャングルの実については、まずい、食べられるかわからない、かたくて食べられないなどのコメントも面白い。絵の楽しさだけでなく、バリエーションの多さ、体験談、学問的知識、キャッチーな分類、などは様々な切り口で楽しめる。しみじみいいなぁと思ってしまう。2022/04/10
FOTD
18
この本は、植物が分布を広げる方法についての本だった! 人間に食べられたり、小動物に運ばれたり、風で散らばったり、棘で哺乳類にくっついたり、ベタベタで張り付いたり、海流に乗ったり、などなど、実に様々な生存戦略があるものだ。いつもながら、ゲッチョ先生のイラストに感動〜♫ 春になると散歩コースにオニグルミが地中から芽を出してるのを見ることがある。アカネズミが地中に埋めて保存したのに、食べるのを忘れてしまったものなのかなぁと思いつつ本を置いた。2023/12/23
遠い日
10
ゲッチョ先生の本らしく細大漏らさず、集めまくったという印象。草や木がタネや実を遠くに飛ばしたり、誰かに運ばせたりする方法はいくつもある。植物たちの知恵は巧みだ。生き延び子孫を残すため、うまく命のシステムに組み込まれている。食べてもらったり(排泄)、地面に散らばらせたり、ひっついて運ばれたり、風に乗って遠くへ行ったり、海を漂ってよそに移動するものもある。それらはまさに、旅。2021/08/28
つんどく
2
自ら動けない植物がどのようにして種を運んでいるか、という事について絵をふんだんに使って分類し紹介されている。他の動物に食べてもらったり、海に浮かんで運ばれたり、毛に引っ付いたり、風に飛ばされたり。様々な工夫によって広がり残っている植物の多様さとよく観察され描き込まれたイラストに感心した。2024/03/07
月華
2
図書館 フルカラー。表紙裏と裏表紙裏は写真。本文は絵が書かれていました。細かさに圧倒されました。2021/09/20
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