著者等紹介
関慎太郎[セキシンタロウ]
1972年、兵庫県神戸市生まれ。自然写真家。両生類、爬虫類、淡水魚など、身近な生き物の生態写真撮影をライフワークとする。生物関連施設立ち上げ屋AZ Reliefの代表でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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バニラ風味
22
一口にサンショウウオと言っても、いろいろな種類、個性があるんだなと感心。金粉を散らしたような、雲のような模様、鼈甲模様が美しいなど、素敵な子もいます。それらがオールカラーや、大写しで掲載されているのが美しい。サンショウウオの生態、生活を紹介するだけでなく、彼らがこれからも生きていくために、私たちにできる環境の保全についても書かれています。貴重な写真絵本。ちなみに湯西川のあたりでは、サンショウウオの燻製が販売されているそうですが、美味しくもなく、不味くもないらしい。2021/06/24
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『おすすめ!日本の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されているノンフィクション。 サンショウウオって45種類もいるんですね!環境保護の大切さも考えさせられる絵本。 【世の中を見つめるーもっと知りたいSDGs】2023/05/02
まる
5
すき! これはすき! 両生類好きはもうウッキウキ。 作者は…関さんか… おもしろいはずだあ2021/08/04
遠い日
5
45種ものサンショウウオが日本に生息することに驚きました。関慎太郎氏の粘り強い調査観察、記録、すばらしいです。やっぱり環境に変化には、サンショウウオも敏感なのだと知りました。地域固有の種もたくさんいて、これから先の、絶滅させないための取り組みは絶対に必要なこと。写真が美しく見やすいのがよかったです。できれば全長などの大きさがわかるとよかったなと思いました。2021/07/10
まるす
3
日本のサンショウウオ(とイモリ)をすべて写真撮影して紹介。サンショウウオもカエルと同じく卵から出た直後はオタマジャクシ、前足が生えて尻尾はそのままになる。著者がサンショウウオに興味を持つきっかけが語られていて楽しい。ある私有地の山の中の池にしかいないサンショウウオがいる!絶滅の危険がいっぱい。2023/05/14