内容説明
水たまりのあるところに、とつぜん現れるミジンコ。そのなぞを探ってわかった空を飛んでいのちをつなぐ生きる知恵を紹介します。
著者等紹介
星輝行[ホシテルユキ]
東京都育ち。日本獣医生命科学大学獣医学部卒業。動物病院勤務などを経て写真家に転職。虫の苦手な方にも興味を持って頂けるような写真を撮るため、オリジナル機材を使用した飛翔、広角マクロ撮影に取り組んでいる。児童書、図鑑などに多くの写真を提供するかたわら、生物の解説などの執筆も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
81
科学絵本。「微塵(みじん。細かいちり)」のような生き物でミジンコ。節足動物の中の甲殻類の仲間。似たようなのがたくさんいるが分類が違うものでミジンコとつくものも多い。イラストでみるいわるゆるミジンコは【ダフニア ピュレックス】というらしい。体のつくりや、増え方、耐久卵(たいきゅうらん)について説明あり。写真が鮮明ですばらしい。海にもミジンコがいるの意外でした。2021/11/17
へくとぱすかる
72
ミジンコの本は坂田明さんの著書以来。田にいるタイリクミジンコや学校プールでのミジンコ出現など。田の水が緑っぽいかっ色なのは、植物プランクトンの色。ミジンコを入れてやると、色が透明になっていくというのは理屈通りだが、実際の写真を見ると自然の正直さに感動する。種類も性質もいろいろなミジンコには、もちろん天敵もいる。続いて読んだヤゴもそうだ。田の水がなくなるとき、必死に命をつないでいこうとした結果、本当にタイトルのようになる。小動物には過酷な自然だけど、意外なところでお目にかかれる。かわいい存在である。2021/08/20
アナーキー靴下
62
図書館の新刊コーナーで見かけて思わず借りてしまった。いや、こんな吸引力のある本、無視できるわけがない。中身はミジンコをしっかりとらえた綺麗な写真で構成された科学絵本。子供向けながら、ミジンコを体系的に理解できるような調査と解説は見るだけでワクワクしてくる。全ミジンコ好きにオススメ! あと、この本を見て思い出したのは、子供の頃、親が(多分親戚のお古の)顕微鏡をくれたのだが、何を見てよいのやらアイデアが浮かばず、ほぼ使わずじまいだった。顕微鏡とセットで、ミクロ世界への案内は必須!2021/03/19
棕櫚木庵
39
【第384回コーヒー読書会】机の横に置いている“ボトル・アクアリウム”.陽光の中,小さなものが水中をピョコピョコ動いていることがある.多分,ミジンコだろう.それがどこから来たかと言う話.読メで紹介してもらい,図書館で借りた.ミジンコの来た道は事前におおよそ教えてもらっていたが,いわゆる「ミジンコ」が複数の綱に渡っていることには驚いた.写真が鮮明で綺麗.ホウネンエビの写真で,エビ採りに行ったらとき,バケツの中にこれがたくさん入っていたことを思い出したりして,水槽趣味の者にも楽しい本でした.2021/05/12
たまきら
39
「ミジンコ」とは総称であり、この微細生物は実は日本だけで100種以上もいると知ったときの驚き!…そして、ドブや水たまりに繁殖するミジンコに首を傾げた幼い自分が、大喜び!親の方が娘から奪い取って読みふけりました。耐久卵はさやに入った種にしか見えず、そんなところにも感激。…しらないうちに口の中に入ったりしてそうだな、と思うと複雑ですが。いや~面白かった!「大人って自由研究でお金もらえていいな」ということに娘が気付きました。ふっふっふ…いいだろ~。2021/03/18
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