出版社内容情報
やんばる」の森はなぜすごいの?亜熱帯に広がる湿潤雨林の希少性と、そこに暮らす多様で魅力的な動植物を紹介します。地図にも載っていない、小さな小さな「やんばる」の森は、世界にも類を見ない、魅力的で珍しい動植物の宝庫です。「ヤンバルクイナ」や「ヤンバルテナガコガネ」に代表される「やんばる」の自然の希少性や人の暮らしとの関わり、抱える課題などを紹介します。
湊 和雄[ミナト カズオ]
著・文・その他/写真
著者等紹介
湊和雄[ミナトカズオ]
1959年、東京都生まれ。昆虫・動物写真家。中学生のときに、栗林慧氏の写真に衝撃を受け、昆虫写真家を志す。1978年、琉球大学(昆虫学専攻)入学を機に沖縄に渡る。1985年同大学院修士課程(昆虫生態学専攻)修了。同大学資料館勤務を経て、1994年よりフリーランス。日本自然科学写真協会副会長。やんばるを中心に、琉球列島の野生生物・自然環境を撮影し、情報を発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
やんばるの森も例外ではない。絶滅危惧種がたくさん。動物も植物も、固有種の珍しさで群を抜く。自然は自然として存在し続けられず、あれこれ人が見守り、手をかけ、存続の方法を探らなければならないことが悲しい。原初の森のような亜熱帯の風景が、未来にもあることを願う。2018/11/28
のん@絵本童話専門
0
独自の自然環境で進化してきた、やんばるの森の豊かな生き物たち。珍しい虫、花、鳥、両生類、哺乳類の写真がずらり。ダムができ、道路ができたことで脅かされる命。この出版から3年後、ようやく世界遺産になった!2023/07/18
kokotwin
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ヤンバルの森にはこんなにも様々な生き物がいるんだと驚いた。この本に出てきた生き物がいつまでも"いる"のままでいて欲しい。2022/09/20
Midori Matsuoka
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沖縄北部の亜熱帯の森、やんばる。そこに生息する珍しい生き物たち、独特の自然環境を一つにまとめた写真絵本。 言葉は低学年にもわかりやすい平易な文で書かれているが、情報量は多い。 沖縄の自然について学ぶのに役立つ一冊。 ヤンバルクイナ…聞き慣れた名前だけどその生態はよく知らなかった。つばさが小さく飛べない代わりに足が発達して木の上に登るという…見てみたい、その姿。2019/01/13
たくさん
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やんばるに行ってみたくなった。用事もないのに。2018/12/03