内容説明
ぼくたちは気づいていないだけで、本当は多くのチャンスを持っている!作家・石井光太が写した路上に生きる子どもたち…そして、日本の子どもたちにおくるメッセージ。
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年東京都生まれ。大学卒業後にアジアの貧しい国々をめぐり、ドキュメンタリー『物乞う仏陀』(文春文庫)でデビュー。その後、海外の貧困から国内の災害や事件まで幅広いテーマで執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美紀ちゃん
96
SDGsの授業で使える。 写真絵本。 発展途上国の子供の様子がわかりやすい。 他校の司書の先生のおすすめ本で、後半の部分で、生徒に読みながらいつも自分が泣いてしまうんだょと言っていた。 わかる。グッとくる。 うちの学校にも入れようと思った。2021/03/21
ゆみきーにゃ
59
《図書館》すごく胸に響いた。幸せってなんだろう。2019/10/07
yomineko
56
世界中に5億人もの路上生活の子ども達がいる衝撃。1日200円で暮らす。子どもでも当然の如く働く。寝る場所も食べ物も着る物も満足にない。家も仕事もある自分は何と幸せな事か。親ガチャという言葉があるけど、国ガチャもあると思った。生まれた国で幸せかどうか決まる様な気がする。例えば北欧で生まれるのと、アフリカで生まれるのと。日本は貧困化しているけど路上生活の子どもはいない。勉強させてもらえるだけで幸せだった。本当に私は幸せです。2022/11/04
emi
51
700冊目に選んだのは、世界に4億人いるストリートチルドレンと日本の子供たちを写真で比較した一冊。読友さんのお子さんが図書館で自ら選んだと聞き素晴らしいなと思い手にとりました。『世界には貧しい生活をしている人がたくさんいる』と大人から聞かされるよりもずっと、この本は真実を伝えてくれる。単なる対比ではなく、今私たちはたくさんのチャンスを持っているんだと語りかける言葉が、現実を知って愕然としているであろう子供たちの心を柔らかく透明な毛布でくるんでいるように思う。なまぬるく生きている自分に喝を入れた一冊。2016/01/31
kiisuke
46
選んでくれた小1の娘に感謝!お子さんとぜひぜひ一緒に読んでみてほしい一冊。『知っているだろうか?路上で生活したり、働いたりする子どもたちは世界で4億人もいることを』毎日ごはんが食べられることも、学校で勉強ができることも当たり前だと思っている私たち。だけど飛行機でわずか数時間の場所にはどんなに願っても一日中働いてもそれが手に入らない子どもたちがたくさんいるのです。頁をめくると交互に現れる日本のごく普通の生活と過酷な状況下で過ごす子どもたちの写真。そのあまりにかけ離れた生活に打ちのめされる。2016/01/28