内容説明
この本では、放射線について科学的に説明しています。放射線を正しく知れば、身を守る方法もわかります。
目次
第1章 放射線ってどんなもの?
第2章 放射線ってあぶないの?―体への影響
第3章 身のまわりにある放射線
第4章 放射線とのつきあい方
著者等紹介
谷川勝至[タニカワマサシ]
1965年群馬県生まれ。現在、東京大学大学院理学系研究科助教。東京都立大学大学院を経て、1993年に東京大学理学部助手。2007年より現職。核分裂の反応機構などの研究を行いながら、理学部の放射線管理に携わっている。専門分野は核化学・放射化学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
84
読み友さん紹介。表紙イラストから対象は小学生高学年のよう。果たして理解できるか心配はあるが、説明がわかり易いので、興味さえ持てれば、なんとかなるでしょう。それよりも、この程度のことを、一般の大人が恐らく理解していないことが問題。一部マスコミさえ”放射能が漏れる”などという表現(正しくは放射性物質が漏れる)を使うことがある。原発に賛成の人でも、反対の人でも本書で解説していることは最低限、理解の上、議論するべき。難しくてわからんが、放射線は微量もイヤという考えは論外。放射線は「正しく恐れる」ということが重要。2022/01/03
植田 和昭
22
小学生低学年だった娘のために購入。読まないままに高校を卒業したので、家に置いておいても役立たないので図書館に献本。その前に読んでおこうと思い読みました。放射線について詳しく書かれていました。四国電力の株主提案で毎回、原発を止める会が原発の廃止を出しているので、協力してるんだけど原発やめないよなあ。四国の電力は、足りているのだから、廃止して欲しい。2020/10/15
なま
10
★4 放射線、放射能、放射性物質などの違いをわかりやすく解説。福島原発で話題となった制御棒の役割も記載。【5千万ベクレル】=一秒間に5千万個の原子が放射線を出し別の原子に変わること。被爆と被曝の違い、シーベルトの計算方法、透過力はα、β、ガンマとエックス、中性子線の順に強くなる。元素周期律表は最新ではないので注意。放射線業務従事者の年間平均被曝線量や法律で定められてる被曝線量の限度など小学生からでも少しむずかしくはあるが、わかりやすい。2021/12/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
『授業で役立つブックトーク』 https://bookmeter.com/books/5540025 より備忘録。【理科 テーマ 原子ってなに?分子って何?元素ってナニ?】みんなが知りたい放射線の話→世界で一番美しい元素図鑑→周期表 ゆかいな元素たち!→元素がわかる事典→目で見る化学 111種の元素をさぐる→最新図解 元素のすべてがわかる本→分子のはたらきがわかる10話→もしも原子がみえたなら2020/08/07
morgen
4
字ばっかりで敬遠してたが、読んでみれば、とても分かりやすい。疑問に思うことのほとんどを平易な言葉で説明してくれる。2019/01/28