内容説明
インターネット接続型携帯電話=ケータイが登場して10年、見えにくいネットの中の子ども達の実態を把握し、その闇に沈む子ども達を救う、学校の危機管理に必須の書。
目次
第1章 子どものケータイ利用への危機意識と対応の混乱
第2章 なぜネット遊びが増殖するのか
第3章 リスクを発生させる情報環境・構造
第4章 深まる教師の悩み
第5章 ネットいじめの時代に
第6章 クライシス(事件・トラブル)への対応
第7章 必要になる学校のリスク管理
第8章 保護者、地域を学校の味方に
著者等紹介
下田博次[シモダヒロツグ]
青少年メディア研究協会理事長。愛知県生まれ。早稲田大学第一商学部卒業後、(財)日本情報処理開発センター企画調査主任、雑誌記者、放送番組制作から、群馬大学社会情報学部大学院研究科教授、群馬大学特任教授を経て現職。「青少年メディア研究協会」を主宰し、ホームページ「ねちずん村」を運営するなど、子どもたちのインターネット・携帯電話利用問題に取り組んでいる。警察庁「少年のインターネット利用に関する調査研究会」座長などを務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumechi
1
レポート用に流し読み。フィルタリングすればよい、みたいな話?(それで済む訳無いでしょw) しかしデータや多面的な視点がほとんどみられません。そして携帯電話が無くても発生するようなケースを携帯電話のせいだ、と言い切るのはおかしいでしょう。2010/04/26
たこやき
1
同著者の『学校裏サイト』を読んだ際にも思ったのだが、論拠や客観的データが皆無。そして、定義が曖昧で、でも不安を煽る表現が多い(例えば、有害情報とか、健全育成を阻害、とか言うが、その定義は何だろう?) 危機管理には、まず冷静な分析が必要になるが、思考の材料がなく、ただ危機感を煽るだけ。ネット以前の比較をせずに、ネットによって発生した、みたいな表現も多く、これでは却って危機管理の妨害になりかねない。2009/08/11