内容説明
UNIXのコマンドの多くは、文字端末から使用されることを想定して作成されていますが、現在ではほぼすべてのUNIXシステムに高解像度のモニタとマウスが付属しています。そうしたハードウェアの発展を反映して、これらの高い解像度を活かしたウィンドウシステムが開発されました。その中でも事実上標準のウィンドウシステムとなったのがX Window Systemで、さまざまな優れた特徴と使い勝手のよい環境を提供しています。現在ではこのX Window Systemが、著しいコンピュータテクノロジの進歩により、ワークステーションばかりでなく、一般パーソナルコンピュータ上でも導入できるようになっています。本書は、そのX Window System、特にXFree86について解説したものです。またソフトウェアの構築法もあわせて解説しています。
目次
1 入門X Window System
2 Xサーバの環境整備と改善
3 クライアントの設定
4 X Window Systemとフォントの管理
5 X Window Systemの日本語環境
6 X Window Systemのインターフェース
7 Xアプリケーション
8 X Window Systemのプログラミング