内容説明
頼朝の死後、北条政子と竹御所による鎌倉幕府の存続と「源頼朝流政子系」の血筋による執権政治体制の確立のためにどのような政略を立て、遂行させたのか?『吾妻鏡』を中心に当時の史料、論文を読み解きながら最大の謎を明らかにする。従来の鎌倉期の史実を覆す歴史ファン必読の一冊!
目次
第一章 時政と戦った頼家(御劔を賜わる;阿野全成を斬る ほか)
第二章 源氏の血を守り抜く政子(実朝の暗殺―首謀者は誰か;官打ちされた実朝 ほか)
第三章 承久の乱(大江親広の二通の誓書;親広の零落)
第四章 大江親広の西国潜伏十余年(一遍上人と近江関寺;近江関寺から豊前国へ ほか)
第五章 頼嗣は頼朝の玄孫か(竹御所と頼経の婚儀;竹御所薨去 ほか)
著者等紹介
中山吉弘[ナカヤマヨシヒロ]
歴史研究家、作家、弁護士。2004年藍綬褒章受章。大分県杵築市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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