フランス随想―比較文化的エセー

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  • サイズ B6判/ページ数 165p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879571458
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

学問の王国パリのカルティエ・ラタン、古代ローマのなごりを残すリヨン、複数の歴史の地層がせめぎ合うコルシカ、異なる文化がひとつに融け合ったスペイン国境に近い南西の町。比較文学の研究者であり、日仏二つの文化の体験者である著者が、フランスを旅し、人や土地との交わりのなかで、時に驚き、とまどいながらも、個の自由を謳歌し、知的好奇心にあふれ、あるいは奔放に、あるいは過激に、あるいは他と調和して生きる、フランス人の生き方の深い底を流れる多様な歴史と風土に思いをはせる。しなやかで、軽やかな筆遣いのなかに、フランス文化の根元に迫る眼がひかる、詩情豊かなエセー、フランス、その日その時。

目次

耳で聴き楽しむポエム
リヨンとトラブールと永井荷風
ラ・コルスの小邑
プリュノワ城の女性支配人
放浪の記録
葡萄畑に立つ
カルティエ・ラタン断章
運河と文学
ピクピュスの墓地
演劇の街を行く
パリのヨーガ
リール・サン・ルイ
サン・ミシェル付近
パリのサロン
リラの客
ヴォージュ広場の外れにて
聖女ジュヌヴィェーヴ山街
ムーランの夏
ラテン区の冬の庭園
パリの憩い
ふたつの愛―祖国日本とフランスと
人に勇気を与える言葉、人の勇気を挫く言葉

著者等紹介

赤瀬雅子[アカセマサコ]
1933年東京に生まれる。桃山学院大学名誉教授。日本仏学史学会理事、日本比較文学会評議員、日本ペンクラブ会員。早稲田大学、パリ大学ソルボンヌで比較文学を専攻。早稲田大学大学院研究科博士課程満期退学。『永井荷風の読書遍歴―書誌学的研究』(共著、1990)により第四回物集索引賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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