内容説明
古くから人間の暮らしと文化に深い影響を与えてきた、ネコが書いたネコの人生哲学。一匹の雄ネコが見たネコと人間の関係。
目次
1 最初のネコ
2 ネコと家庭
3 修道院のネコ
4 ネコと遊び
5 ネコの哲学
6 ネコのユーモア
7 ネコの音楽
8 ネコと政治
9 ネコの心配と好物
10 ネコと文化
11 ネコのいろいろ
12 ネコとイヌ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chatnoir
14
海外のインテリは言葉遊びが好きなのかな。作中にも何度も登場するけど、『不思議の国のアリス』ととても似た感じがした。ルイス・キャロルと違って、たぶん日本語も解っている方の著書なので、通じない言葉遊びはないけど...疲れた。猫好きにはなじみ深いバステト(エジプト風読み方)もバースト(ギリシャ的読み方が元であるらしい)と記載されているのでちょっと戸惑う。天晴にテンパレとルビがふってあったような気がしたけど...アッパレじゃないのかな??この本も挿絵が素敵だったので、表紙が出ないのが残念。2017/04/27
ネコ王
1
愛おしいネコ達のお話 古来から神、家族、主人公となってきた様々なネコ模様2024/06/20
みかん
1
「喜びとともに全身全霊を傾けて熱中できることはすべて『祈り』なのです(p.72) 「愛は死よりも強いのです。そして、愛は憎よりも強いのです。」(p.190)2017/08/04
Amarilli
1
徹頭徹尾言葉遊びを用い、云ってることはおちゃらけていても、そこは流石に物書きさんは違う。読めばたちまち、古今東西猫に関する博識をこれでもかこれでもかと 浴びせられることになります。たしかに、ネコが書いたような文体ではありましたが、訳者の苦労が感じられます。日本の韻踏みと外国語の言葉遊びはの相性は実際どうなんでしょう。ルビも振れるし、ぼくは相思相愛できると思っているんですが2013/07/11