出版社内容情報
各治療法の第一人者である医師が、それぞれの治療法の特長をわかりやすく解説。薬物療法や、運動療法、手術療法について詳しく解説
腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアは、腰や脚に痛みやしびれが出る病気です。どちらも背骨の異常によっておこり、痛みのために歩行や日常生活に支障をきたします。しかし、薬物療法や神経ブロックなどの保存療法を3~6カ月続けることで症状がおさまる患者さんも多く存在します。
進行してしまった場合は、骨や関節の一部を切り取るなどして、神経の圧迫を取り除く手術が必要となりますが、手術で痛みは格段に減り、日常生活を楽に送れるようになります。
本書では、各治療法の第一人者である医師が、それぞれの治療法の特長をわかりやすく解説します。痛みを緩和する薬物療法や、自分で行える運動療法はもちろん、いろいろなスタイルのある手術療法についても詳しく解説しています。
巻末には本書で取り上げた治療を行うおすすめの全国の医療機関リストも掲載しています。
第1部 腰部脊柱管狭窄症
診断と治療法の決定/保存療法-薬物療法/手術療法-拡大開窓術、棘突起縦割式椎弓切除術、内視鏡手術、ミニオープン腰椎固定術、MIS固定術
第2部 腰椎椎間板ヘルニア
診断と治療法の決定/保存療法-薬物療法/手術療法-ラブ法、顕微鏡下椎間板切除術、内視鏡下椎間板切除術(MED)、経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(PED)
付録 本書で紹介している手術療法で実績のある主な医療機関リスト
【著者紹介】
東邦大学医療センター大森病院整形外科教授
内容説明
最新のもっとも効果的な治療法を一挙紹介。各治療法をその第一人者がわかりやすく解説。検査・診断と治療法の選択についても詳しく解説。本書で紹介している治療で実績のある主な医療機関リストも収載。
目次
第1部 腰部脊柱管狭窄症
(保存療法(薬物療法―痛みをやわらげ、日常生活の動作を楽にする)
手術療法(拡大開窓術―神経の圧迫をとるスタンダードな手術法;棘突起縦割式椎弓切除術―背骨の周囲にある筋肉を傷めない手術法;内視鏡手術―細い円筒形の器具を通して手術を行う;ミニオープン腰椎固定術―筋肉を圧迫せず、直視下で除圧と固定を行う;MIS固定術―背骨のぐらつきを治す痛みの小さい手術法))
第2部 腰椎椎間板ヘルニア(保存療法(薬物療法―痛みを抑える治療で、症状の消失を待つ)
手術療法(ラブ法―患部をじかに見ながら、安全確実にヘルニアを切除;顕微鏡下椎間板切除術―大きく拡大した視野で、安全にヘルニアを除去;内視鏡下椎間板切除術(MED)―細い筒を通して内視鏡を入れ、映像を見て手術する
経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(PED)―椎骨の隙間から極細の内視鏡を入れる))