間違いだらけのメンタルヘルス―「心」が病気になる前に、打つ手はないのか

電子版価格
¥838
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

間違いだらけのメンタルヘルス―「心」が病気になる前に、打つ手はないのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 305p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784879547125
  • NDC分類 493.79
  • Cコード C0077

目次

間違いだらけのメンタルヘルス活動―「状態は悪化の一途」これでよいのか? 関係者みんなが必死の努力をしているのに
メンタルヘルスは「幸福の戦略論」である
メンタルヘルスは「組織戦略論」である―企業・組織・集団(学校・家庭・その他)
日常の生活とメンタルヘルスのかかわり―個人の理解のために
心の病の「薬と治療」
「ストレス」の正しい理解のために―ストレスに振りまわされないために
ストレス対策をどこに求めるか
「心の病」について
他者(周囲)から見た「心の症状」の判断ポイント
企業・団体に考えてほしいメンタルヘルス活動のポイント
メンタルヘルスのための現状での最高最強の方策
間違ったメンタルヘルス活動の修正のために―「心の体操」(心の柔軟体操) 考え方と方法

著者等紹介

久保田浩也[クボタヒロヤ]
1936年北海道生まれ。1962年、日本大学理工学部卒。1962年、(財)日本生産性本部(現・社会経済生産性本部)に入職。同本部経営教育部課長、生産性研究所主任研究員を経て、1979年より同メンタル・ヘルス研究室初代室長。その後、メンタル・ヘルス研究所長、研究調査本部長兼任を経た後、1993年に退職。同年、メンタルヘルス総合研究所を設立し代表に。1988年、メンタルヘルス・システム(JMC)の開発に対して「経営技術開発賞」(日本能率協会)を受賞。2007年、日本自律訓練学会(第30回大会)にて特別表彰を受賞。1967年ころ「心の健康」(病気ではない)の問題に気づき、独自で研究を開始。1969年ころ「心の定期診断システム」が必要との結論に達する。「心の定期診断システム」の発想・基本構造・運用システム等のすべてを独自で考案。1976年、日本生産性本部・郷司浩平会長に「心の定期診断システム構想」が認められ、正式に研究開始。1977年、同システム開発のための「メンタル・ヘルス研究委員会」を発足。1980年6月より「心の定期診断システム」(JMI)実用化開始。所属学会は日本心身医学会、日本心理学会、日本自律訓練学会(第17回大会会長)、日本産業精神保健学会、日本産業ストレス学会ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

itokake

14
抗うつ薬に頼らざるを得ないこともあるが、負の側面を心にとめておきたい。SSRIの副作用で攻撃性が高まることが。例として、コロンバイン校銃乱射事件、1999年ジャンボ機機長刺殺事件、2006年川崎小3児童投げ落とし事件。ほとんどすべての抗うつ剤に、自殺の衝動を誘発する場合がある。副作用のない鬱治療は、有酸素運動。でも運動はなかなか続かない。著者が提案する「こころの体操」は5分。瞑想やヨガのいいとこどりで、動きは簡単。力を抜いていく動きの組み合わせ。少なくとも無害なのは明らか。もっと広まればいいのに。2023/02/10

Humbaba

3
現在のメンタルヘルスは,どうしても対処療法的なものになってしまっている.しかし,それでは根本的な解決には遠く及ばない.それよりも,欝などの状態にならないように予防を行うことが,より人生の質を高めることにつながるだろう.2011/12/11

アリス

0
ほんの些細なことで緊張したり、ストレスがかかったりしてしまい、気持ちが悪くなってしまうようになってしまった娘。「心の体操」やってみよう。少しでも気が楽になり、習慣にできるといいけれど。2021/08/15

読書記録

0
★22018/10/31

スギちゃん

0
ストレスという言葉を安易に使いすぎる現代人。その正体は、胃腸の不調なのか、不眠なのか、肩こりなのか―、自分の体をきちんと観察すれば、気の持ちようなんかじゃない解決策が見つかるはず、という指針に共感しました。職場のメンタルヘルス対策も、専門家任せにするのではなくて、部下の仕事ぶり(ミスが増えた、など)や態度、表情などを丁寧に見て、自分たちが当事者意識を持つことが必要だと改めて感じました。2018/12/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/38314
  • ご注意事項