内容説明
難病に指定されている病気ですが、しっかりとした治療でふつうの日常生活がおくれます。読むセカンドオピニオン。SLEの治療の中心となるステロイド薬を用いた治療法を基本に、重症度に応じて治療計画と治療内容を解説。
目次
第1章 これが基本となる正しい治療です(重症・中等症の治療計画;重症・中等症の治療はこのように進められます ほか)
第2章 検査はこのように行われます(適切な治療を始めるには、正確な診断が必要です;診断のためにはこんな検査が行われます ほか)
第3章 再発予防と生活するうえで気をつけたいこと(ステロイド薬の長期服用が与える影響に注意します;症状が落ち着けば、ふつうの生活ができます ほか)
第4章 病気に対する正しい知識(どんな症状が現れるのでしょう?;病気のしくみを正しく理解しておきましょう ほか)
第5章 これだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A(全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus=以下SLE)と診断されましたが、ステロイド薬を使っていません。なぜステロイド薬を使わないのでしょうか。
抗凝固薬や抗血小板薬を使うのはどんなときですか。 ほか)
膠原病の専門医のいるおもな施設リスト
著者等紹介
松井征男[マツイユキオ]
聖路加国際病院内科医長(アレルギー・膠原病担当)。1969年東京医科歯科大学医学部卒業。70年から72年まで聖路加国際病院内科研修医。72年から76年まで米国のMichael Reese Hospital(シカゴ)およびHarbor‐UCLA Medical Center(ロサンジェルス)にて内科一般、アレルギー・臨床免疫の研修・研究。帰国後、76年から81年まで東京医科歯科大学医動物学教室助手、東京都立駒込病院アレルギー・膠原病内科、佐賀県立病院好生館内科。81年から89年まで佐賀医科大学内科講師、総合診療部助教授。89年から92年まで聖ヨハネ会桜町病院内科部長。92年より聖路加国際病院内科(アレルギー・膠原病担当)。94年から03年まで同副院長兼務
福井次矢[フクイツグヤ]
聖路加国際病院院長。1976年京都大学医学部卒業。同年、聖路加国際病院内科研修医、80年から84年まで米国コロンビア大学、ハーバード大学留学。84年ハーバード大学公衆衛生大学院卒業。帰国後、国立病院医療センター・厚生技官、92年佐賀医科大学附属病院総合診療部教授、94年京都大学医学部附属病院総合診療部教授を経て、99年より京都大学大学院医学研究科臨床疫学教授。04年より聖路加国際病院副院長、05年より聖路加国際病院院長。京都大学名誉教授。研究分野は内科、臨床疫学、臨床決断科学、医学教育。日本でのEBM(科学的根拠に基づく医療)の実践者の先駆けとして、また、総合診療科・臨床疫学講座のパイオニアとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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