内容説明
タヌキが交通事故にあいやすいのはなぜか。テントウムシは本当にかわいい虫か。ウソのような本当の話。
目次
第1部 四季の『いきもの博物誌』(蜂とゼンマイの春;春を告げるウグイス;春の女神ギフチョウ;ドジョウは何を食べている?;イモリの警告色 ほか)
第2部 「いきもの」もしょせんは人間じゃないの!?(すねる;きどる;確かめる;目覚める;落ちこむ ほか)
著者等紹介
日高敏隆[ヒダカトシタカ]
1930年生まれ。東京大学理学部動物学科卒。理学博士。東京農工大学、京都大学教授、滋賀県立大学学長を経て、現在は総合地球環境学研究所所長。京都大学名誉教授。専攻は動物行動学。昆虫、魚類、哺乳類などの幅広い研究活動で知られる
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感想・レビュー
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♡kana*
19
ぬぬ。そっかぁ。色々な生き物の不思議をちょっとずつ、知ることができました。2016/06/01
こまち🐱
9
これは…タイトルに惹かれて手に取る人も多いのでは…そしてそれを狙っているのでは…笑 春夏秋冬、身近ないきものについてのアレコレ本。著者の「いきもの」に対しての愛情と研究者としての観察力洞察力によりわかりやすくユニークに書かれているので、楽しく読み進められます。是非子供にも♪と思っていたら割りとリアルな描写もあるので慎重に。第二部は『エソロジー(動物行動学)』に基づいた視点で。すねたり気取ったり…やっぱりいきものもしょせん人間ですよね、ってお話なんだけれど自分や周りに当てはめて考えて苦笑いしてしまいました。2018/08/15
かず1号
8
色んな動物の豆知識を各3頁くらいで書いた博物誌。雑学的知識が増えた(o^▽^o)2016/06/30
おけいさん
6
一話一話が短くて、とても読みやすい。気軽に動物や昆虫の不思議について知ることが出来る。あぁ、でももっと猫のことをたくさん書いて欲しかったなぁ~!2016/06/02
Humbaba
6
自然は豊かではあっても、やさしくはない。隙を見せれば、漬け込まれて食いつくされてしまう危険と常に隣り合っているとすら言える。感情を持っているのはまるで人間だけ家のような印象が持たれがちであるが、少なくとも動作を観察する限りはそうとばかりも言えないように見える事が多い。2015/03/24