出版社内容情報
著者の主要研究テーマであるドイツ法について、最新の論文を収録。研究者生活の節目にあたり、集大成を世に問う。
1章 ナチス私法学の構図
2章 ウエーバーの「法の形式的合理性」概念の位置
3章 国籍・市民権・民族所属性──「人と国家の関係」の法的形象をめぐって
4章 ナチス法研究覚書
5章 ナチス司法点描──清水誠のドイツ法研究に寄せて
6章 ドイツにおける「統合」問題──国籍・ジェンダー・宗教
7章 ドイツ民法典第1条の含蓄
7章付論 法制度としての性別
8章 国際移住の法システム──ドイツ法とEU法を素材にして
9章 ナチズムと近代・近代法
10章 日本社会の法化──ドイツとの比較で
11章 氏名法について──ドイツと日本の比較法史的考察
11章付論 国家と家族──家族法における子の地位
12章 ドイツにおける戦後責任と戦後補償
12章付論 憲法と戦後責任──戦後50年・日本とドイツ
13章 ドイツにおける都市法制の形成過程
14章 ドイツにおける都市法の論理と歴史的発展
15章 ナチス民族法典の所有権規定
広渡清吾[ヒロワタリ セイゴ]
専修大学法学部教授、東京大学名誉教授
目次
ナチス私法学の構図
ウェーバーの「法の形式的合理性」概念の位置
国籍・市民権・民族所属性―「人と国家の関係」の法的形象をめぐって
ナチス法研究覚書
ナチス司法点描―清水誠のドイツ法研究に寄せて
ドイツにおける「統合」問題―国籍・ジェンダー・宗教
ドイツ民法典第1条の含蓄
法制度としての性別
国際移住の法システム―ドイツ法とEU法を素材にして
ナチズムと近代・近代法
日本社会の法化―ドイツとの比較で
氏名法について―ドイツと日本の比較法史的考察
国家と家族―家族法における子の位置
ドイツにおける戦後責任と戦後補償
憲法と戦後責任―戦後50年・日本とドイツ
ドイツにおける都市法制の形成過程
ドイツにおける都市法の論理と歴史的発展
ナチス民族法典の所有権規定
著者等紹介
広渡清吾[ヒロワタリセイゴ]
東京大学名誉教授。専門、ドイツ・比較法社会論。1945年福岡県にて出生、1968年京都大学法学部卒業。京都大学法学部助手を経て1973年東京大学社会科学研究所助教授、1991年東京大学社会科学研究所教授、2009年定年退職。2009年から専修大学法学部教授、2016年定年退職。この間、ベルリン自由大学(1987年)およびミュンヘン大学(1993‐94年)客員教授、東京大学社会科学研究所長、同副学長、日本ドイツ学会・日本法社会学会および民主主義科学者協会法律部会理事長、日本学術会議会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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