目次
序章 民族衣装を着た聖母―包摂と異化の視覚表象
第1章 フィリピンにおける聖母崇敬の歴史と図像―マゼラン上陸からピープルパワーまで
第2章 バリンタワックの聖母―革命とフィリピン独立教会
第3章 ガロ・B.オカンポ作『褐色の聖母』―ローカルカラーとフィリピン近代美術
第4章 バランガイの聖母―信仰刷新運動、民間信心、奇跡譚
第5章 新たに生み出される現地の聖母―「フィリピンの聖母」と「フィリピンのマドンナ」
終章 まとめと考察
著者等紹介
古沢ゆりあ[フルサワユリア]
1985年、東京都生まれ。2009年、東京藝術大学美術学部芸術学科卒業、2011年、九州大学大学院人文科学府芸術学専修修了。2017年、総合研究大学院大学文化科学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は、美術史・芸術学、文化人類学。2017年より滋賀県立近代美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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