内容説明
かつてはどこにでもいた生きものたちや、むかしながらの景観が失われつつある―。「生物多様性」とはなんだろう?その問いにこたえるべく、環境省の若きレンジャーたちが、日本の生きもの、そして日本の自然保護行政の歩みについて、わかりやすくかつ科学的にリポートする。
目次
1 生物多様性のいま
2 身近な自然といきものたち
3 失われた自然を取り戻す
4 やっかいもののいきものたち
5 いきものを調べる
6 自然と人、その関係
7 グローバルな環境の中で
著者等紹介
池田和子[イケダカズコ]
1972年長崎県生まれ。大分大学経済学部卒業後、ワシントン州立セントラルワシントン大学にて環境学専攻、卒業。1997年(財)自然環境研究センター入社。2001~2002年までの1年半、環境省の新・生物多様性国家戦略策定作業に携わる。現在、沖縄にわずかに生息する海牛類のジュゴンの調査などを行っている
守分紀子[モリワケノリコ]
1975年生まれ。東京大学農学部卒、同大学農学生命科学研究科修士課程修了。専攻は緑地学。2000年環境庁入庁。国立公園管理を担当する自然保護官としての経験を経て、環境アセスメント、自然再生事業、サンゴ礁保全等に携わり、現在は環境省自然環境局野生生物課において、野生生物保護に関する国際協力を担当
蟹江志保[カニエシホ]
1974年愛知県生まれ。東京大学工学部卒。大都市の公害対策などを学ぶが、自然豊かな地域の人々の、豊かな生活への道を探したいと、環境庁に自然保護レンジャーとして入庁。国立公園の箱根や雲仙での駐在、名古屋支所での野生生物保護管理、外務省などでの国際業務を担当した。2005年より福井県大野市役所に勤務
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