目次
壁隣の虹
神経と光線
鬼たち
祝い鈴
青草と地平
夜は晴れ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とわも
1
ここ5年ほどの間でつづられた詩を読みたいと思って手に取ってみた。 外界のものを眺める際の身体感覚の表現が、客観的かつ内面性豊かに成されていて、読んでいて不思議な感覚だった。外界のものから等しく影響を受けさせられる自分を、白々しく眺めることって、こんなにも出来るものなのかと。 この詩集では鬼が、世間では常識的な道とされるものから外れたもの、とされているように私は感じた。私も、自分の中に鬼がいても良いんじゃないかって思う。 ちなみに好きだったのは「太宰府」「冬祭の森」「わたしの犬に」。2024/12/06
もと坊
0
湿度のある美しさ。自然に寄り添う日本語って本当に心を打つ。エゴさえもまるで包み込むよう。 魂ののりもの。出逢えて良かった。2023/12/16
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- 和書
- スラン ハヤカワ文庫