感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
taraimo
26
『水玉さんと小さい子』は仕事の責任や緊張感から解放され、ふと可愛らしさや弱音が覗くようで。私が連想する水玉は、遠い夏の日のカルピスでした。『脱け殻部長』は一線を外れ、目標を見失った時に陥りそうなもう一人の自分。『貝充電器とハラヘリ』は、隠れ家で休息し我に返ったら、またガンバれそうな気がします。表題作の『記憶クッキー』の何処をどう歩いたのか?辿り着いた店で出合った試作中のクッキーは、試行錯誤し迷いの中にいる自分かも。ネットに頼らず導かれたその店を誰かに教えたいような、そっと秘密にして置きたいような……2022/09/14
rin
2
★★★★★2023/04/15
まみむめも
1
渋谷○○書店で購入した本。絵本や童話のような不思議な感覚とほっとする感覚を味わえる一冊だった。 不思議だけど想像できる、本当にあってもおかしくないような、もしくは何かを比喩しているような作品。 「誰にも許される必要なんてないと思うけど、きっとあなたがあなたを、許せていないのよね」 本当に素敵なことば2022/09/17