内容説明
「…生れ。…死亡。/出来事なし。/日付なし。何もなし。/素晴らしいことだ。」ブルトン、ピカソ、シャネル、アポリネールら縁のパリ黄金時代の詩人ピエール・ルヴェルディ、日本初個人訳詩集。
目次
散文詩集
楕円形の天窓
屋根のスレート
描かれた星たち
縊り縄
大自然
はね返るポール
風の泉
白い石
屑鉄
満杯
死者たちの歌
緑の森
ドライドック(未完)
著者等紹介
ルヴェルディ,ピエール[ルヴェルディ,ピエール] [Reverdy,Pierre]
1889‐1960。詩人。南仏ナルボンヌ生まれ。ピカソ、ブラックらとキュビズム運動に参加後、20世紀詩を切り拓くこととなる独自の詩法を確立。続々と実験的詩作品を発表しシュルレアリスム運動に多大な影響を与えるものの、自らは隠棲の道を選び、生涯パリ詩壇の毀誉褒貶とは無縁の孤高の詩人として過ごした
佐々木洋[ササキヨウ]
詩人、詩訳家。酒田湊生まれ。早稲田大学政経学部を経て、学習院大学仏文科大学院修士課程修了。詩誌「ZONE」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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