内容説明
風景とは何か。上野芳久が時と共に歩んできた道は下北沢駅界隈から迷路へ続いてゆく。草むらを分け入り、そしてタブーの扉へと導かれてゆく。銀の鏡はどこにあるのだろうか。宙に浮いたように歩行は果てしなく続く。１９７９年から２０１１年の間に発表されたエッセイ集。
目次
１（下北沢；風景の触手 ほか）
２（小田原を歩く；透谷碑について ほか）
３（黙示のありか―角谷道仁詩集『影の方法』；転位のありか―堀部茂樹詩集『青ざめた女』 ほか）
４（風俗のありか；横超のありか ほか）
著者等紹介
上野芳久［ウエノヨシヒサ］
昭和２３年生まれ。法政大学卒。１９９２年『戸田の文学探訪』（戸田市）（埼玉県文化ともしび賞受賞）。２０１１年評論集『田中恭吉―生命の詩画』（七月堂）（第４３回埼玉文芸賞受賞、戸田市一般功労表彰授賞）。２０１９年詩集『風の道』（七月堂）（第５１回埼玉文芸賞準賞受賞）。日本現代詩人会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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