目次
流星
パリ、16時55分着
サイレン
一羽の
バス停
滞在
夜行
ガラス
改札の木
嗚咽〔ほか〕
著者等紹介
峯澤典子[ミネサワノリコ]
1974年茨城県生まれ。『ひかりの途上で』(七月堂・2013年/第六十四回H氏賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あや
26
再読。峯澤典子さんとは20代の時同じ短歌の結社に所属していた。面識はないし峯澤さんの方が歳下だけれど、眩いばかりの才能に毎月結社誌が届くたび感嘆していた。一度角川短歌賞の予選を通過し作品が角川「短歌」に掲載されたのを貪るように読んだことも昨日のように思い出す。本書は詩人となられた峯澤さんの、音もなく雪が降り積もるような静かな言葉が詩となって一冊になったもの。峯澤さんの才能は短歌という定型には収まりきらなかったのであろう。「水の旅」が好きです。2025/10/15
酢
2
尽く良いのだけど、例えば一番最初に載っている「流星」なんかはこういう運びで書かれている。「マッチを擦っても/新年の雪みちには犬の影もない/ひと足ごとに/夜の音が消えてゆく/冷気を炎と感じられるほど/人を憎むことも/許すことも できなかった」……。深雪をかき分けた先に覆い隠されていた地表が姿を現すように、言葉の奥に生々しい騒めきがごろんと置かれているのに出くわす。その瞬間背筋がぞわぞわと震えて、思わず本を閉じて、先を読み進めるよりもいつまでもその中に浸っていたくなるのが不思議だ。2025/11/01
Li
0
自然と涙が出るってこういうことなんだなぁ。2019/02/21




