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内容説明
壮絶な“流れ旅”の行き着く先は…オネエ界の“パイオニア”にして“レジェンド”が艱難辛苦抱腹絶倒、波瀾万丈、の半生を振り返る!
目次
第1章 花ざかりの森
第2章 青の時代
第3章 スタア
第4章 荒野より
第5章 豊饒の海
特別対談(桜木紫乃(作家)
松山千春(フォークシンガー)
石原慎太郎(作家・元衆議院議員))
著者等紹介
カルーセル麻紀[カルーセルマキ]
1942年11月26日、北海道・釧路市生まれ。出生名・平原徹男。15歳で高校を中退し、札幌のゲイバーを皮切りに、全国のバーやクラブで人気を博す。19歳のときに去勢手術を受ける。大阪の「カルーゼル」で働いていたとき、市川猿之助の紹介で日劇ミュージックホールに出演。以後、舞台、映画、テレビなどで活躍。1972年、モロッコで性転換手術を受ける。2004年には戸籍上の性別を女性に変更。本名・平原麻紀(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
栗羊羹
13
スゴい人生をさらりとからっと、描いています。一番多感な15歳から19歳を濁流に流されるように生きて、だんだん華やかな夜の世界へ。睾丸摘出手術の術後がヒドかったのに、ステージで踊る根性!『特別対談 桜木紫乃・松山千春・石原慎太郎』…とても楽しく読みました。2020/08/31
gtn
13
著者がスターになれたのは、母の愛、モロッコで性転換手術をするという覚悟、そして何より美貌の故だろう。15歳でススキノのゲイバー「ベラミ」で働いていた頃の写真。あらゆる偏見を跳ね除ける美しさがある。2019/06/30
ツキノ
11
『緋の河』を読んだらカルーセル麻紀さんのことを知りたくなった。某所で購入したらサイン入り。『緋の河』と違っているのは当然なのだけれど、共通するところも多い。対談もおもしろかった。素敵な女性だ。グラビアの美しいこと!2019/08/06
浅西マサ
3
北海道が生んだビッグスターは?と問われるとお世辞でもなんでもなくカルーセル麻紀さんだと思っているのだが。彼女の功績は凄いですよ。対談相手も好き嫌いは置いといて、慎太郎を呼べるあたり流石ビッグスター。それで彼女の人生遍歴を読んでいたら、昔の北海道というか港町は儲かって儲かって漁師が札束を抱えてそれが落ちて現金があちこち飛んでいたってエピソードを大人達から聞いたことあって。それをカルーセルさんが拾っていたとは(笑)(そういえばわが父と同じ年なのね)巻末の桜木紫乃さんとの対談も読み「緋の河」に向かいます。2019/11/14