内容説明
「ススキノは奇妙なまちだ。いろんな人種がうごめいている。無名の金持ち敗残者が、背中合わせで生きているまちでもある。だから、くらい秘部もある。びっくりする話もある」―本書は、北海道の政治・経済・社会・風俗を50年間にわたり取材し続けてきた「財界さっぽろ」の記事から読み解く「ススキノの近現代史」である。
目次
1980年代(ついに倒産、宮林商事10年の盛衰;赤字部門全面撤退!村岡ウエシマ 釈迦曼陀羅も放出 ほか)
1990年代(場外馬券場で斎藤鶴雄、久末鉄男が“譲れぬ哲学”;生数字を見る 札幌っ子“お遊びの実態” ほか)
2000年代(“社用族の斜陽”高級クラブ「ひな」もついに閉店;七十歳オジィちゃんも病み付き 合法「宅配ヘルス」の高笑い ほか)
2010年代(さっぱり進まない改修議論 どうなる「すすきのゼロ番地」;ススキノヘルス業界にも“AKB的旋風” ほか)