内容説明
人生に迷ったときぜひこの本を読んでください。京セラ、KDDIをつくりあげ日本航空の再建に取り組む稲盛和夫が学生、新社会人、経済人に訴えたいこと。
目次
序章 人生は自分が描いたとおりになる
第1章 無限の可能性がある
第2章 思いは必ず実現する
第3章 感謝の気持ちを忘れない
第4章 学校で何を学ぶか
第5章 不運にへこたれるな
第6章 心をつくる
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。2010年2月より日本航空会長に就任。一方、84年に稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設、毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他に、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
18
★★★★★素晴らしかった。このような人の元で働きたい、自分もこうありたいと感じた。著者は京セラとauの創業者。努力を怠らず、傲ることなく、利他的に正しい心を持つことで、全てがうまくいく。善き心をもってよい人間になることが、人生の目標だという。心が洗われた。2019/10/03
Shinchan
14
第1章から第5章までは、稲村さんの幼少の頃より現在に至るまで苦労されてきたお話が中心にかかれています。結論は最後の章(第6章)の心をつくるでしょうか。人間の価値は心できまる。一つのことを継続することで愚鈍な人が非凡になる。同じ環境に置かれていても「心が違うということだけで、地獄と極楽に分かれてしまう」。。。人生の目的は心を磨くこと!2014/09/05
Kentaro
4
本書は決して稲盛さんの自画自賛本ではなく、勉強を嫌いで先生からの心ない言葉でやる気をなくした小学生時代、高等学校の受験に二度失敗し、大学受験も大阪大学は失敗し、地方の県立大学へ進み、生活困窮や合わない上司との対立で最初の就職の失敗など数々の試練を切り抜けてきた経験から醸し出される納得感に共感を覚えます。劣等感にさいなまれ、失望の縁にある人、頑張っても成果に結び付かないと考えている方には、是非一読されることをおすすめします。2016/09/07
hinotake0117
3
若い人向けに自叙伝的に自らの人生を語りつつ、タイトル通りの思いの実現、そして利他の心の大切さを説く。 日本のあるべき道を利他の心を発揮する「素封家」という形で表現しているのが納得。2022/10/09
ヒイロ
2
若い社会人にはぜひ読んでもらいたい内容。仕事の意味や、人生の意義、生き方について記載がなされている。 苦労をされてきたから、発言に重みもでるし、また的確な判断力も身につけていらっしゃるんでしょうね。 一人の偉大な経営者の自伝と取らえると、いいな要と思う。2013/07/07
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