内容説明
90歳過ぎて今も心の中で、温かさを失わない埋火のような話をつづる。ロランの思い出も。人生を深く味わうエッセイ。山旅、お花、ヨーロッパの旅、俳句、「月光」の曲、ダンテ『神曲』、田舎のお坊さんとの話、そして戦中戦後のことなど…
目次
1 お花と山旅(いまここ;ミモザの香りに包まれて;靖国神社の献花 ほか)
2 卒寿の埋火(一本のひも;母校の旧国民学校を訪ねて;奥能登の夕陽の海で ほか)
3 ロラン折々の風景(六十一年ぶりの再会;俳句とある先生;「月光」の曲 ほか)
著者等紹介
杉田多津子[スギタタツコ]
1932年群馬県で生まれる。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。著書:1992年エッセイ集『夾竹桃』(武蔵野書房)(日本図書館協会選定図書)。2003年エッセイ集『ロマン・ロランの風景』(武蔵野書房)(コスモス文学出版文化賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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