内容説明
アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが、恫喝して開国させたのは、有ろう事か、劣等なる有色人種の国であるにも拘わらず、西欧・白人諸国家に屈従せず、覇権を争わんとする、とんでもなく厄介な国―「武士(もののふ)の国」―であった。
目次
1 「対・西欧」―屈辱と雪辱
2 「国威発揚」1―琉球・台湾
3 「国威発揚」2―朝鮮開国と琉球国支配
4 「国威発揚」3―朝鮮国への介入
5 「国威発揚」4―日清戦争
6 中間考察「ロシア観」
7 「国威発揚」5―日露戦争
8 「日中関係」―同床異夢
9 「東方西漸」1―『出る杭は打たれる』に抗して
10 「東方西漸」2―日中戦争
11 「東方西漸」3―その終焉
著者等紹介
宇治琢美[ウジタクミ]
一橋大学法学部卒。一橋大学院社会学研究科博士課程満期退学。元天理大学人間学部教授。現在、日本近現代史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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