出版社内容情報
ルネサンスは自然の理想化的実現に至ったが、ミケランジェロには調和的な古典主義と異なる表現が現われていた。主観的な精神の想像力に価値をおくマニエリスムは、世界を迷宮としても表現する。膨大な例証による詳説。(全2冊)
内容説明
ルネッサンスは自然の理想化的表現に至ったが、ミケランジェロにはすでに調和的な古典主義と異なる表現が現われていた。主観にもとづく精神の創造力に価値をおくマニエリスムは世界を迷宮としても表現し、二十世紀復権する。膨大な例証による詳説。
目次
序―ヨーロッパ芸術におけるマニエリスム
最初の衝撃
優美と秘密
蛇状曲線的‐痙攣的
“イデア”と魔術的自然
綺想異風派
没落のヴィジョン
美と恐怖
不安と好奇
天使城
人口の眼としての時計
人工の自然
奇妙な神話
迷宮(ラビリンス)としての世界
抽象的隠喩法
キュービズムの先達と後裔
イメージ機械
古今の構成主義
円と楕円
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