内容説明
和漢の名作で紐解く、古代日本人の季節意識―和歌と中国漢詩との差異を分析することで和歌の季節表現の独自性を見極めるとともに、日本漢詩も視野に入れて古代日本詩歌における立春関連詠作の形成過程を全面的に究明する。
目次
序章
第1部(古代詩歌における年内立春詠の成立;和歌における「春の徴としての霞」の成立 ほか)
第2部(平安和歌における年内立春詠の展開;平安和歌における立春関連詠作の展開;唐詩における立春関連詠作の展開)
第3部(菅原道真の年内立春詠;紀貫之「袖ひちてむすびし水」の解釈)
終章
著者等紹介
隋源遠[ズイゲンエン]
1983年、中華人民共和国上海市生まれ。2015年、筑波大学五年一貫制博士課程修了、博士号(文学)取得。現在、華東師範大学(中国)講師。受賞歴:2014年、筑波大学日本語日本文学会奨励賞。2015年、筑波大学文芸・言語専攻最優秀博士論文賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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