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内容説明
昭和風な怪しいエロスが漂う街、通称『旅人遊廓』―そこで男娼として暮らす門倉壱は虐げられることに悦びを感じるドMの変態。そんな彼の店へある日、エリート然として長身の男前、手塚がやってくる。侮蔑の眼差しで門倉を嬲りながらも指一本触れずに帰っていく謎の男。門倉の股間が疼く。客に惚れるのはご法度の遊廓だが、ひと月が過ぎ初めて手塚に犯された門倉の想いは募る一方で…。手塚はいったい何者なのか…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マシュ
17
ブックパス。タイトルで即食いついた。大阪のどこぞの地域を彷彿させる男娼茶屋でドMを売りにお客を取っている門倉。ある日自分を買ったのに一切手を出さないが物言いがドSを感じさせる手塚という男が通うように。どんどん惹かれていく二人は茶屋のご法度を破ってしまうくらいのジワジワ盛り上がる情熱が面白かった。手塚が門倉のもとに来た理由というのが、私にとって全く予期せぬご褒美!!癖が凄いうえにそんな……(笑)おいしいBLご馳走さま♪と感謝し読了。2019/02/12
tanya
10
脇にいろんな人達が登場するけど、主役2人が惹かれ合うお話でした。好きと言う事を理解するのに右往左往している2人だけど認めるまでが長いし認め合うとデレ甘い人達でした。楽しく読了。2018/07/20
あやめ
7
平成末期に昭和風の娼館というノスタルジー感。ラルーナ文庫の表紙はなんとかならないのかしらん。2018/08/05
kirara
6
表紙を見ただけでは、気楽なコメディタッチかな?と、思いましたが…。そんなことはなく結構切ない話でしたね~ でも、自分の気持ちに気づかないくせに、門倉が自分のもとに来るように裏であらゆる手を回し実現してしまう手塚のことが、無性に可愛く感じちゃいました。2019/06/24
marilyn
6
昭和ちっくな現代遊郭人情モノ。一見タイトルからは想像できないくらい愛情が溢れてました。何でも持ってるけれども子供の頃に愛情を受けなかったので愛がわからない攻×お金的な豊かさとは縁遠いけど、愛情だけはたっぷり貰って育った受。そんな二人の切なくエロいお話です。遊郭なのと受がドMなので変態チックなプレイもありますが、一緒に働く仲間たちとの家族のような情も通いながら人情たっぷりな優しさが溢れてました。変態だけどほっこりです。2018/06/19