ラルーナ文庫 黄金のつがい

雨宮 四季【著】

シーラボ（2016/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784879198945
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

この世界の人間は、三つの血筋に分かれている―最下層の「孕む血筋」であるワスレナは、神と信じるディンゴに見捨てられた矢先、憎き「支配の血筋」の頂点に立つゴールデン・ルール一族のシメオンに無理やり半身にされてしまう。唯一無二の片翼にはなれない愛のない半身誓約…だが次第に二人の想いに変化が現れはじめた時、再びディンゴが！！ワスレナが取った行動にシメオンは怒りを爆発させ、半身を解除してしまうが―！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[白新名]

用語は違うけど、大好きなオメガバース系作品。攻めがどうしても承太郎に見えてしょうがなかったw自分の感情に疎い攻めが拉致ってきた受けを構う様が可愛い。受けは捨てられた自分を拾ってくれたテログループのリーダーを神扱いして、中々心を開かないけど、堕ちた時のデレが可愛い。

2016/05/30

[nono]

BL。近未来ﾌｧﾝﾀｼﾞｰのｵﾒｶﾞﾊﾞｰｽ設定。三種の血筋に分かれた人間の中でも最下層のﾜｽﾚﾅと、支配者階級のｼﾒｵﾝ。中々悲惨な設定なのに何故かﾜｽﾚﾅに心が動かないし、情緒欠如のｼﾒｵﾝにも共感出来ず。面白い設定とは思うけど運命のつがいって便利過ぎて、もっとその人じゃなきゃ感が欲しい所。さくさく読了。

2017/05/30

[マシュ]

期間限定KindleUnlimiteにて。今度こそ本命カップル、エリートインペリアル研究者のシメオンと、コンプレッションで発情したからという理由でノーマルの親から捨てられたワスレナの話。絶対こちらを2番目に読んだ方がしっくりくると思う（笑）エリート一家に恨みを持つディンゴ（β）に拾われ育てられ、カレの片翼になるのを夢見るワスレナ。踏み込まれ置き去りにされた所をシメオンに連れていかれ、研究という名でシメオンに無理矢理発情を抑えるという名目で半身契約を結ばれる。ワスレナの壮絶な過去を理解できない坊ちゃまとの→

2019/03/25

[嵩実]

オメガバース物らしく、キャラも立っていて魅力的なんだけど、重要な当て馬役のディンゴのどこがいいのかサッパリだったせいで、受けのワスレナの気持に寄り添えなかった。その受けの行動もそうだけど、全体的に登場人物の行動と感情の動きについて行けない場面が多く、なんでー？な展開が多かったです。kindleの構成上の問題なのか、シーンが変わったのが分からなくて、あれれ？な事も度々ありました。攻めが、最初のムリヤリの後、一転して手を出したいのに出せないジレジレは楽しかっただけに、なんか色々惜しい。unlimited。

2017/07/02

[チハヤ]

初読み作家さん。学者インペリアル×薄幸コンセプションの擬似オメガバース作品。なんで公式でいうα×Ωじゃダメだったん……頻出する独自表記に目が滑り設定把握にしばしば苦労。朴念仁攻の情緒欠落っぷりとそれに輪をかけて終始イヤダメ頑なな受との果てなき噛み合わなさにも疲労。それなりにあったエロは肝心の両想いＨがなかったせいでベタすぎるハピエンなのに消化不良感パない！！　最後の絡みが受の裏切りに対する八つ当たりレイプなんてあんまりだぜ…。攻の兄カプのお手本見せつけプレイからの２カプ同時進行エロは斬新で煮えたけども。

2016/06/07