内容説明
東日本大震災後、福島に通い続ける元中学教師が見た日本の現実。震災の経験を風化させ、社会全体を「学校化」する流れの中で、私たちの立ち返る“場所”を求めて模索は続く。
目次
1 震災と子ども
2 いま学校で―「いいも悪いもない」~“勝ちと負け”
3 “技術”とその実際
4 「正しい」ことの勘違い
5 「学校現象」と「学校化社会」―“学校”と“子ども”~「古い教育闘争」と「新しい教育理論」
6 “子ども”の現在―言葉/生業/態度
著者等紹介
琴寄政人[コトヨリマサト]
1948年生まれ。栃木県出身。宇都宮大学卒。小学校教員から中学校教員生活に移る。2009年定年退職。「実戦教師塾」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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epitaph3
1
変わらず痛烈な書き方をする方だな。震災のこととともに学校教育のおかしさについて、グサグサ刺さるような内容を示している。刺さるということは自分も学校に対する虚しさと不安と今後どうしたらいいかというモヤモヤが、自己の中にあるからだろう。再読し、じっくり考える。納得もあれば、わからんと思う内容もあるからだ。教師に刺激を与えてくれる本には間違いない。2014/02/17
peisaku2014
0
うーん…とりあえず教師や世の中に苛立っていることはわかったけど,なんのために編まれた本なのかよくわからなかったなw 共感できる意見もあるけど,twitterとかに書かれているような脈絡のなさを感じたし,かなり偏見に満ちた主張も散見された。なんか「教育学」の悪いところが出てる本な気がした。この方の本初めてよんだけど,どれもこんな感じなのだろうか。2014/03/23