内容説明
韓国人の反日感情。それは植民地支配への恨みからではない。根本にあるのは、現代韓国に亡霊のように生きつづける、李朝特有の小中華主義と日本蔑視観である―。そうした観点から、近代日韓関係を徹底的に見つめなおし、日本と提携して朝鮮にクーデターを起こした金玉均らの足跡に大きな照明をあてる。
目次
第1章 衰亡のきわみにあった李朝
第2章 「侮日観」と「征韓論」の激突
第3章 自ら中国の軍事支配を招いた李朝
第4章 金玉均と青年開化党の理想
第5章 まぼろしの朝鮮維新
第6章 ついえ去った自主独立の夢