内容説明
1950年、ヴァティカン美術館付き考古学者ベネデッティは、4世紀のある文献を発見した。そこには、マリアがパレスティナを脱出し、ブリテン島西岸の島へ渡ったことが示されていた。イングランドの初代司教アウグスティヌスは、597年にマリアの墓を発見したという。当時の教皇グレゴリウス一世は彼に口外を禁じ、そこから始まった沈黙の陰謀は1400年間も続いていた。同じように自身の発見を公表しようとしたベネデッティも、ヴァティカンから調査の中止を命じられた…ヴァティカン、エルサレム、古代ローマ都市エフェソスそして聖杯伝説の故地ウェールズへの現地取材をまじえながら、厖大な研究資料と大胆な仮説、豊かな推理力を駆使して語る最良質の歴史エンターテイメント。
目次
第1部 「ユダヤ人の王」イエス―ヴァティカン、イスラエル、エフェソス(ヴァティカン「秘密記録保管所」;神の都;乙女を見よ;謎の時代;イエスの一族)
第2部 聖母マリア=「聖杯」の運命―ブリテン島・ウェールズの辺境へ(新エルサレム;王の中の王;アヴァロン;忘れられた教会;聖杯の秘密)
著者等紹介
フィリップス,グレアム[フィリップス,グレアム][Phillips,Graham]
BBCラジオのジャーナリストや雑誌編集者を経て、現在はノンフィクション作家として活躍中。綿密な検証と大胆な仮説によって未解決の歴史ミステリーに挑んだ数多くのベストセラーを著している。英国ミッドランド在住
立木勝[タチキマサル]
京都市出身。英語教諭、英会話学校職員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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