『ニューヨークタイムズ』神話―アメリカをミスリードした“記録の新聞”の50年

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  • サイズ B6判/ページ数 459p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784879191601
  • NDC分類 070.253
  • Cコード C0036

内容説明

『ニューヨークタイムズ』は本当にその名声と評価に見合う報道を行なっているのか。「世界有数の高級紙」を取り囲む“神話”の実態を同誌の記事に即しながら詳細に検証し、法軽視と安易な武力行使のチェックを怠ってきた「ジャーナリズムの不正」を徹底的に指弾する。

目次

第1章 事実も法もなく―『ニューヨークタイムズ』はイラク侵攻をどう伝えたか
第2章 世論を誤導する高級知識人たち―リベラルのタカ派はイラク信攻をどう論説したか
第3章 『ニューヨークタイムズ』のポジショニング―イラク報道における“バランス報道”の実態
第4章 平和に対する罪―ニュルンベルク判例とイラク
第5章 拷問は小さな悪か?―人権とハーバードとイラク
第6章 他国への不当介入と「適正評価」の欠如―ベネズエラ大統領の打倒をめぐって
第7章 ニカラグア問題におけるまやかしの反対意見―国際司法裁判所の判決をめぐって
第8章 もうひとつのベトナム症候群―トンキン湾からイラクまで

著者等紹介

フリール,ハワード[フリール,ハワード][Friel,Howard]
情報サービス企業「ディファレンシエイテッド・インフォメーション」の創業・代表者。さまざまな独立系メディアに寄稿するなどの活躍を続けている

フォーク,リチャード[フォーク,リチャード][Falk,Richard]
プリンストン大学アルバート・G・ミルバンク名誉教授(国際法およびその実践)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員教授(グローバルスタディーズ)

立木勝[タチキマサル]
京都出身。英語教諭、英会話学校職員を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

2
50年にわたりアメリカの対外政策報道に国際法の視点を取り入れてこなかった。アメリカも日本と同じか。2022/05/04

aaaabbbb

0
これは、かなりラディカルなニューヨーク・タイムズ批判の書である。日本の新聞(特に朝日新聞)への批判の書はよく見かけるが、アメリカの新聞を批判する書籍は初めて読んだ。やはりこのようなことは日本人には難しいか。しかし、日本でもよく引用され、世界的な影響力のある大新聞、ニューヨーク・タイムズについて知ることは確実に必要なことであろう。一般的にタイムズはリベラル系の新聞ということになっているが、著者たちは多くの記事引用を駆使して、実は保守派にかなり気を使って紙面を作っていることを示す。 つづきは私のブログにて。2012/10/29

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