内容説明
人間ヒトラーの実像に迫る。総統司令部で側近を前に―史上最大級の「堕天使」ヒトラーが、ゲルマン民族、ユダヤ人から外交、軍事、そしてダイエット、禁煙まで森羅万象をあくことなく語る。
目次
第3部 1942年3月―9月
第4部 1943年6月
第5部 1944年3月―11月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
3
下巻は、スターリングラードでの敗北前の1942年3~9月、翌年のクルスク戦直前の6月、その又翌年のノルマンディー上陸作戦前後の1944年3~11月にかけての発言。比較的機嫌のよい時の言動である事が伺えるが、上下巻を通して読むと定番の「ユダヤ人への憎悪」の他、「王侯貴族、ブルジョア、聖職者、インテリ、共産主義、イギリス、アメリカへの憎悪」、「スラブ民族への差別意識」、「スペイン、特にカトリック教会の手先と見做したセラノ外相への嫌悪感」「思い出したように出てくる日本への微妙な意見」等がほぼ一貫した内容か。2023/01/15
コラッジョ
1
戦局の悪化により、談話など悠長にやってられなくなったのか、時代が途切れ途切れがちになる。 非常に残念である。2016/05/23