ラルーナ文庫 いじわる狐とハートの猫又

野原滋/山田シロ

シーラボ（2018/01発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 237p／高さ 15cm
• 商品コード 9784879190079
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[せ〜ちゃん]

★★★★ 作者買い♪ 自分を拾って可愛がってくれた飼い主が亡くなった後も、山を切り崩し開発しようとする人間から、独り孤独にその家を守り続ける猫又のつむぎ。 猫又なのに短いしっぽがハート型なのが可愛い♡ 敵である筈の尾房には優しくて、全然いじわるなんかじゃなかったよ！←タイトルは嘘だd(￣ ￣)♪ 読み進むうちに、何百年も前の昔話にシフトチェンジ…現代との継がりはほぼない唐突な展開ではありますが、当時の2人の悲恋が実って良かったかと♡ つむぎが可愛いから★はサービス♪

2018/11/10

[きょん]

お狐様がいじわるどころか、やさしく一途な溺愛攻め。数百年かけて周囲を説得していくとか、人望があるのも頷ける正にスパダリでした。

2018/01/15

[しましまこ]

俺様狐かと思ったらタイトルに偽りあり！優しく一途な神使の狐×無邪気な猫又。健気な溺愛ものだよ。そのうえ光輝く銀色もふ！私もモッフリ埋もれたい。

2017/12/26

[マシュ]

ブックパス。自分を可愛がってくれた亡き夫婦の為に家を守る健気な猫。自分の強い思いが猫又になったんだと、つむぎは思ってて、猫又である証拠でもある二股の尻尾が短いと思っていたつむぎ。でもそれは前世の記憶がなかったから。開発の手が近くまで来ている時に突然やってきた調査員。でもその調査員はつむぎの前世を知っている妖狐・きよ。つむぎの本当の名前ははづきで、はづきときよは昔禁断の恋に堕ちてしまった仲だったのですね。その思い出を聞かされると、思い出せず敵対心を持っていたつむぎをじっと待つきよの懐の深さに切なさを感じた。

2018/05/19

[もきゅ子]

「いじわる」とありますが、一途な溺愛攻めです。何百年も受けを探して待ち続けていた攻めと、前世の記憶を失っても攻めとの約束を守り続けていた受け。過去に悲しい別れ方をしたのもあって、受けに記憶がなくても穏やかに一緒に過ごせる日々に目を細めて幸福を感じている攻めが健気で切ない。一緒にいなり寿司を作っている時の「夢のようだ」というセリフが印象的。最初に攻めを追い出そうとして夜に怖い声で脅したのに普通に返事されて会話になってたの面白かった。おどろおどろしい声の「知〜ら〜ん〜が〜な〜」に笑った。

2021/09/19