出版社内容情報
楽山焼と布志名焼の総称として呼ばれる出雲焼は、松平不昧の指導もあって
茶陶が知られていますが、一方では茶器をはじめ、色絵の鑑賞陶器、生活陶まで幅広く取り組み、輸出用陶器の制作で発展しました。図録では江戸期の松江藩御用窯から明治、大正期までの出雲焼約340年の変遷をたどり、これまでに図録などで紹介されたことがないものを含め、華麗で多彩な作品を紹介します。
写真集的編集で、茶陶愛好家だけでなく、若者や女性にも手にとってもらえ
るような装丁としています。
藤間 寛[トウマヒロシ]
松江歴史館学芸専門監。元島根県立美術館副館長。