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内容説明
美は偶発にあり。なぜ無地の美が重要なのか―それは、柳の見るところ、美しい無地は、作者の意図せざるところに成立するものであり、それを見出す者と作者の深い相互関係を示唆するものに他ならないからであった。
目次
序章 「無地」を主題化する
第一章 最初期の無地論―『白樺』時代(一九一〇年―一九二三年)を中心に
第二章 民藝の無地―民藝運動の誕生と展開期(一九二五年―一九四〇年代)を中心に
第三章 「美醜をこえた」無地―「仏教美学」形成期(一九四八年―一九六一年)を中心に
第四章 陶芸家・濱田庄司と「見られる」無地
第五章 無地の行方―柳宗悦最後の問い、そして柳宗悦没後の無地の世界
終章 「無」と「もの」の出会い
著者等紹介
佐々風太[ササフウタ]
東京科学大学リベラルアーツ研究教育院 特別研究員、日本民藝協会機関誌『民藝』編集委員。1996年北海道札幌市生まれ。武蔵野美術大学卒業。同大学院修士課程修了。東京工業大学(現・東京科学大学)大学院博士後期課程修了。博士(学術)。柳宗悦・民藝運動を中心とする近現代工芸を専門とし、特に民藝運動における理論と制作の関係について研究している。論文「『用いる』ことをめぐる柳宗悦の思想―『仏教美学』との関わりに注目して」で第19回涙骨賞奨励賞受賞(2023年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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