鉄のまほろば―山陰たたらの里を訪ねて

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鉄のまほろば―山陰たたらの里を訪ねて

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  • サイズ A4判/ページ数 129p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784879031976
  • NDC分類 564.021
  • Cコード C0030

出版社内容情報

日本遺産に認定された「出雲國たたら風土記?鉄づくり千年が生んだ物語」。記者とカメラマンが雲南市、安来市、奥出雲町をはじめ石見地方、中国地方の各地を訪ねて綴った山陰中央新報紙面連載企画「鉄のまほろば(素晴らしい場所を意味する古語)」を単行本化。日本遺産の「たたら」の全貌を紹介する。

山陰中央新報社[サンインチュウオウシンポウシャ]
島根、鳥取両県をエリアに日刊紙を発行している地方新聞社。山陰最大の発行部数を誇り、郷土出版にも積極的に取り組んでいる。

内容説明

日本遺産「たたら」全貌ここに!2016年4月に日本遺産に認定された「出雲國たたら風土記―鉄づくり千年が生んだ物語」。記者とカメラマンが雲南市、安来市、奥出雲町はじめ石見地方、中国山地の各地を訪ねて綴った山陰中央新報紙面連載企画「鉄のまほろば(素晴らしい場所を意味する古語)」を単行本化。

目次

たたら文化は日本の誉(田部長右衛門)
語り継ぎたい「たたら文化」
中国地方に残る製鉄文化
奥出雲・鉄穴残丘
奥出雲・棚田
奥出雲・仁多米
日刀保たたら
角炉
三沢の鉄穴流し
菅谷たたら〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まふ

41
松江市の地方新聞の取材編集による「たたら製鉄」の総合的情報誌。砂鉄の産地である岩見、出雲、伯耆地方で7世紀以来、大陸伝来ではない日本独自の技術を確立して世界最高品質の「玉鋼(たまはがね)」を作り上げた。江戸時代にはそのための鉱業・農業・製造業・運輸業(回船)等の見事な一環総合産業システムの有機的なサイクルを確立した。本書はそのことを説明した図版入りの紹介書である。現代最新鋭技術でも作れない日本刀用の最高品質の玉鋼は三日三晩の不眠操業により出来上がる。実はその産業サイクルがすごいのである。⇒2022/09/25

kaizen@名古屋de朝活読書会

26
#感想歌 日本刀たたらの里の製鉄と砂鉄水田共存共栄 2017/11/03

ochatomo

1
新聞連載 まほろばとは素晴らしい場所 たたら事業は裾野広い(炭、和牛、棚田、銀、回船) 2017刊2017/02/24

tnk

0
たたら製鉄にまつわる場所を訪ね歩いた新聞連載。炎の上がる炉だけでなく、木炭や廻船、農業が一体となったシステムでまわる生業と分かる。廃れてからも河川付け替えや棚田の形成など景観を残し、遠く離れた北陸にも金属産業が残る。山陰でたたらは暮らしの基底であり、産業として廃れた今も、時空間をこえて痕跡を残していることが分かる。2024/08/22

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