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出版社内容情報
【構成・体裁】
●近・現代の日本の名随筆を、テーマ別に集大成
●全200巻におよぶ、本邦随筆アンソロジーの金字塔
●「人生の達人」による珠玉の随筆を厳選し、各巻に平均三十数編収録
●装丁・菊地信義/巻頭口絵
●巻末に編者あとがきと執筆者紹介および出典を収載
●付録のテーマ別ブックガイドにより、さらに深い読書へも案内
【内容目次】
阿刀田高 痛み
石原吉郎 生きなさい [巻頭詩]
岩城宏之 入院バカ、ドック魔といわれても
大岡昇平 一腑足りない
河上徹太郎 ギプス記
北杜夫 風邪の直しかた
木下順二 数病息災
河野多恵子 手術というもの
後藤明生 入院中の発見
佐多稲子 病中に聞いた言葉
島尾敏雄 病身
高橋晄正 人体のヘドロ化-薬使用量一三年間で七倍
高橋晄正 薬の効用-本来は自然治癒を補助
高橋晄正 薬は“異物”-生命のバランス崩す
田原総一朗 四十歳、おさまり遅れ
土居健郎 心の健康と病気
朝永振一郎 入院の楽しみ・入院の苦しみ
豊島與志雄 舞踏病
なだいなだ 患者は先生です
夏目漱石 思ひ出す事など(抄)
萩原朔太郎 病床生活からの一発見
埴谷雄高 断崖病について
原民喜 秋日記
平林たい子 私の乳癌記
福永武彦 病者の心
北條民雄 外に出た友
星新一 右手の症状
正岡子規 病牀瑣事
松田道雄 病気とまじない
三木卓 風邪をひく
水野肇 健康観
森茉莉 注射
吉行淳之介 喘息との奇妙な対話
渡辺淳一 自己診断
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あなた
4
テーマ「病」。大岡昇平編集。病とは、スティグマであり排除の対象ともなるが、病というプリズムによって表象のモードが転倒し、正岡子規のようにみずからの「身体」のモノ自体としれの不気味さを見出すものもいれば、島尾敏雄のように病によって変転する身体に生の輝きを見出していく人間もいる。病とは、表象と身体の政治的なアーティキュレーション(分節=接合)にほかならない。ネーションの生政治に挑発的だったのは病だったのである。2009/08/27
裏竹秋
0
老人の弱音のやうなものもあって、だいたいは退屈した。特に夏目漱石はなんと我儘な人だらうと思ふし、正岡子規は荻生徂徠は孟子朱子より偉い、徂徠の孔子の評を聞いてみたいと書いてゐるし、福永武彦や原民喜にいたってはその感傷的な思弁とぎらぎらした比喩にうんざりした。しかし朝永振一郎と萩原朔太郎、森茉莉などは割合よく、田原総一朗の嘘だか本当だか判らないほとんど政治的なエッセーはおもしろかった。2022/05/02
悸村成一
0
読了118冊め。32編+「あとがき」。帯状疱疹は出てこない。2021/12/17




