内容説明
モスクワから75キロほど離れた森の中で女性の絞殺死体が発見された。被害者はヴィーカ・エリョーミナ。某民間企業の美人秘書で、大事なクライアントの「夜のお相手」要員。彼女は幼いころから繰り返し奇妙な夢を見ていたのだが、それとそっくりの内容の小説の一節がラジオから流れてきた。しかし、この事件の捜査に当たるモスクワ市警内部にマフィアのスパイが潜り込んでいることが判明。事件の解決とスパイの割り出し―白羽の矢を当てられたのが、プロファイリングを専門とする腕利きの分析専門官アナスタシヤ・カメンスカヤ。慣れない現場を歩きながら事件のベールを剥いでいくアナスタシヤだが、強大なマフィアの手は彼女にも迫ってくる…ロシア全土で2000万を超える大ベストセラー・シリーズ、本邦初登場。98年度モスクワ国際ブックフェア「ライター・オブ・ザ・イヤー」受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おふねやぎっちらこ
1
比較的時間がかかった、ということは面白くなかったと言うことなのか。2002/04/03
コカブ
0
モスクワ市警殺人課分析官アナスタシヤシリーズ第3作(日本語訳は第1作目)。モスクワ市警犯罪捜査局に勤めるアナスタシヤは、上司のゴルジェーエフから部内にマフィアへの内通者がいると告げられる。そこで、民間企業の美人秘書ヴィーカ・エリョーミナが殺された事件の捜査が、アナスタシヤの元に回されてきた…。ソ連崩壊後に書かれた小説だけあって、社会的混乱にあるロシアを描き出している。警察にもマフィアの手が延びてきて、同僚の誰が味方で誰が敵かが分からない。ややうまいこと行き過ぎている面もあるが、捜査模様が面白かった。2013/05/27
narmo
0
再読。後半になればなるほど面白い。そして、相変わらずゾクゾクする終わり方。後味はよくないけど、読みごたえはバッチリでした。2018/11/14
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