内容説明
20世紀から21世紀…それぞれの時代に生きた詩人や作家たち。そして異境の未知の詩人たちとの出会いと作品への情感を描く。雑誌、新聞等に発表された原稿から、著者自らが選んだエッセイ集。
目次
1 戦後詩―青春の出発
2 抒情の前線
3 詩人たち―いかに生き、いかに書いたか
4 井上靖の文学世界
5 世界詩人会議とアジア詩人会議
6 文学と探検
7 韓国・現代詩への旅
5 埼玉の文学―近代から現代へ
著者等紹介
秋谷豊[アキヤユタカ]
1922年11月2日、埼玉県鴻巣市生まれ。小学校卒業後、上京。東京入谷の叔母の家から日大三商に通った。日大予科に進み、そのころ「四季」の堀辰雄、三好達治、丸山薫らを知り、本格的に詩を始める。村野四郎、北園克衛の「新詩論」などに作品を発表。昭和21年、福田律郎らと「純粋詩」創刊。岩谷書店創立に参加し、城左門とともに「ゆうとぴあ」(「詩学」)編集。戦後の文学運動を開始する。昭和21年、浦和市に転居。昭和25年、ネオ・ロマンチシズムをかかげて、「地球」創刊。登山家として戦後登山を開始。エベレスト、アンナプルナ、中央アジア、マッキンレー、アラスカ、北極圏、シルクロード、天山山脈、韓国雪岳山など幾多の海外遠征に参加。日本初の東京国際詩人会議、アジア詩人会議、世界詩人会議を主催。世界芸術アカデミーより文学博士号。桂冠詩人賞、ギリシヤ作家協会賞受賞。著書は、詩集『ヒマラヤの狐』(第二回世界詩人大会賞)、『砂漠のミイラ』(第二十一回日本詩人クラブ賞)、『時代の明け方』(第二回丸山薫賞)のほか十五冊の詩集など。日本現代詩人会会長、埼玉詩人会会長、世界詩人会議日本大会会長を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。