内容説明
「巧言令色」とされた高弟。若くして孔子の門下に入り、頭角を現した宰予。言論に秀で、容姿も端麗。優れた行政手腕を発揮し、教団にも貢献した彼は、なぜ師である孔子と対立したのか。宰予に期待していた孔子はなぜ、彼を「不仁な者」と論難したのか。「巧言令色、鮮なし仁」の典型とされた男の人生とは。
目次
第1の物語 未明篇「若き宰予、孔丘に入門す」
第2の物語 白夢篇「諸国放浪と喪制をめぐる対立」
第3の物語 晩鐘篇「孔門出奔の後と、斉国の大夫へ」
著者等紹介
古林青史[フルバヤシアキフミ]
山口県宇部市生まれ。山口大学文理学部文学科卒業。IT企業勤務を経て起業独立し、食品等の輸入販売業を営む。廃業後、中国古典や歴史などを題材に創作を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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