内容説明
徳川家康の関東入国以来、土木治水や新田開発を通して農村経営の安定化に取り組み、徳川幕府260年の基礎を築いた伊奈忠次。関東だけでなく東海地方にまで及んだ幅広い業績を、従来の研究の枠を超えて忠次研究の第一人者が解説。新たな「伊奈忠次」像を提示する。
目次
第1章 伊奈氏の来歴と三河時代
第2章 五か国時代と小田原攻め
第3章 関東領国時代と諸政策
第4章 関ヶ原の合戦とその後
第5章 関東領国における土木治水
第6章 関東領国以外における徳川領の支配
第7章 伝馬制度と関所・川関
第8章 寺社政策
第9章 江戸幕府の成立以後
第10章 二元政治と幕府年寄衆
第11章 伊奈忠次の死去とその後の伊奈氏一族
著者等紹介
和泉清司[イズミセイジ]
1944年東京生まれ。1977年明治大学大学院博士課程単位取得、博士(史学)(明治大学)。旭川大学女子短期大学部助教授をへて、高崎経済大学地域政策学部教授。2010年定年退職、同大学名誉教授となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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