内容説明
中央アジアから中国に入った「胡人(ソグド人)」のゾロアスター教は「〓教」と呼ばれた。8世紀の大唐帝国では、胡人のエキゾチシズムが「胡風」と呼ばれて大流行した。日本には唐の文化として胡風の文物‐衣装や意匠‐がもたらされた。これらに「〓教」の要素が混じっていないはずがない。
目次
第1部 ゾロアスター教(ゾロアスター教の基礎知識;私の出会ったゾロアスター教;9世紀のゾロアスター教―関係文献の作成とイスラームとの相互影響;サグディード考―ゾロアスター教の臨終儀式とそのシルクロードにおける波及;中央アジアのゾロアスター教と奈良 ほか)
第2部 ソグド人(前近代世界システム論と六~七世紀のソグド人;ソグド人の信仰・文化・生活とソグド語文献;ソグド人に関する3つの論考)
著者等紹介
中島敬介[ナカジマケイスケ]
奈良県立大学ユーラシア研究センター特任准教授、副センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 洋書
- VALLEE