目次
1 初瀬・桜井エリア
2 天理・山の辺の道エリア
3 宇陀エリア
4 吉野エリア
5 飛鳥エリア
6 橿原エリア
7 葛城・御所エリア
8 奈良盆地中西部エリア
9 生駒・龍田エリア
10 奈良市西部エリア
11 奈良市東部エリア
著者等紹介
上野誠[ウエノマコト]
1960年、福岡県生まれ。国学院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。博士(文学)。現在、奈良大学文学部教授。研究テーマは、万葉挽歌の史的研究と万葉文化論。歴史学や考古学、民俗学を取り入れた研究を行う。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
38
奈良県下の万葉故地を訪れ、歌が詠まれた場所に立ち、万葉びとが見た風景に触れることをコンセプトにした本です。教科書に載っているような有名な歌もあれば、あまり知られていない歌も載っています。県下全域に広がる万葉故地をカバーしています。一首一首の解説が程よい長さで、読み物としても楽しめます。メジャーな観光地紹介、寺社仏閣の紹介は全くありません。「ハレとケ」の「ケの奈良」の紹介に徹しているようでもあり、共感しました。奈良ラブな人には特におすすめです。2021/07/02
クラムボン
11
奈良に精通した人たちの集まり、そんな彼らが万葉の故地を歩いてものにしたのが「奈良万葉の旅百首」。読み友さんの感想に惹かれて読んでみた。監修は万葉学者の上野誠さんだが、遥かなる先人犬養孝著の「万葉の旅」が基本にあるようだ。そして特徴的なのが《漢字のみで書かれた原文》が載っていること。忠実に一字一音、漢字31文字で表した歌がある一方、柿本人麻呂の相聞歌「春楊 葛山 發雲 立座 妹念」はたった10文字だ。今まで万葉仮名には興味が無かったが、盲点だったかな。これは意外にも面白いかもしれない。 2023/06/10
MASA123
8
奈良をよく知る「奈良まほろばソムリエ」60人が分担して執筆したそうだ。本の帯には「ワインをたしなむにはワイン通に聞くのがよい。この本は奈良通が、奈良万葉のウンチクを語る本です。」と書いてある。 たしかに、おすすめワインのようなウンチクを60人の会員が語っていますね。地味な場所も、万葉集ゆかりの場所というウンチクを知っていると、ほほーと感心してしまう。 装丁がワインカラーなので阪急沿線ガイドのようだが、全編、近鉄エリア。奈良通は奈良交通に見えてきた。近鉄のフリー切符がおすすめです。 2021/12/02
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