内容説明
詩的水平線は、精神と肉体の移動が本格的に始まった明治時代中期に開花する。萩原朔太郎、小林秀雄、西脇順三郎らは、その時代のクロスゲームとそこから発声を示し、日本的近代の両極性をしめしていた。音楽と絵画のなかに、詩的芸術の生成を果たした。
目次
1 萩原朔太郎のふたつの詩と動く視線
2 小林秀雄と西脇順三郎
3 東西文化の十字路―「近代の寓話」以後の西脇順三郎
4 ポポイの詩人―最後の詩集『人類』
5 創造の小径―西脇順三郎と小林秀雄の芸術観から
6 職人から芸術家への道
著者等紹介
岡本勝人[オカモトカツヒト]
1954年生まれ。詩人、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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